No.26: 『トルマリン』
(-。-)y-.。o○
最近何故だか分かりませんが、
皆様からパワーストーンコラムのネタ(リクエストともいう)を多数頂戴しております。
まぁ単純に言えば「あれ書けそれ書けこれも書け」っていうことですな、はいはい。
ご要望には出来るだけお応えしたいとは思っておりますが、
中には書きたくないものもございます。
いや書いてもいいんだけどさ、 書くと絶対叩かれるのが分かってるのもあるんだよね。
水晶のコトだってホントは書きたくなかったんだから。 実際叩かれてたそうだし。
(ご報告下さった5名の皆さんありがとう・・・教えてくれなくてもいいんですよ・・・)
個人サイトで好き勝手書いても、目に見えないところで叩かれる世の中だよ。
物騒になったもんだねぇ、ぶるぶる。
ま、地動説を唱えたガリレオもこんな気分だったのだろうかと、
過去の偉人に想いを馳せながら吸うタバコの味も格別というわけで♪
(^。^)y-.。o○ ←ずうずうしいヤツだ!
さぁて、んじゃ叩かれそうな物珍しい石の話の前に、
どうしても抑えておきたい石がございますよ!
その名も”トルマリン“!超有名!≧▽≦b
んでもトルマリンは東京では売れない石なんですってねー。
どうしてだろう(・_・)
いろんな色はあるし、お値段はお手ごろだし、 売れて当然の石なのになぁ。
不思議不思議。
じゃあそのある意味摩訶不思議な石でもある、
トルマリンのお話をいたしましょう(⌒∇⌒)ノ
昔むかーし、まだ18世紀の初め頃のお話です。
アムステルダムの研磨屋さん(要するに宝石を磨いたりする人)達を
不思議がらせていたある石がありました。
スリランカから送られてくる石の中で、その石だけが
あちこちに散らばる削りカスを吸い寄せるのです。
おかげでお掃除の役には立ちましたが、なんでその石がそんな役に立つのか
彼らにはさっぱり分かりませんでした。
試しに子供達にオモチャとして与えてみると、
太陽の光に当てて暖められたその石は、周りにある葉っぱや紙切れを
自分の側へどんどん吸い寄せくっつけたそうです。
これがトルマリンの持つ「帯電性質」です(・_・)b
摩擦や熱により静電気を帯びることによって、周りのモノを引き寄せちゃうんですね。
おかげさんで、昔はパイプに詰まった灰を取り除くのに
使われてた時期もあるそうな(^。^)y-.。o○
和名:電気石。なるほど頷ける話ではないですか!
トルマリンと一言で言っちゃうと分かりやすいんですが、
それは宝石業界の用語であって、鉱物的にはこれは何種類にも分かれます。
トルマリンとは古代シンハリ語(インドの一部分で用いられていた言語です)の
「混ざり合った石」って意味です。
その名の通り、色々な鉱物が混ざり合って トルマリンを形成しています。
トルマリンはその組成により、ショール、ドラバイト、エルバイト、ビュールゲライト、
リディコタイトなどなど、ホントは何種類にも分けることの出来る石なんですよ。
例えば含まれる鉄分が多ければショール:Na(Fe,Mn)3Al6B3Si6O27(OH,F)4
リチウムが多ければエルバイト:Na(Li,Al)3Al6B3Si6O27(OH,F)4
マグネシウムが多ければドラバイト:NaMg3Al6B3Si6O27(OH,F)4 てな感じで、
その中身の組成により、呼び名が変わる石なのです。
でもまぁ、一般的にはそれら全部をひっくるめて、
“トルマリン“って呼んでるわけですから、
ここではその慣習に従うことにいたしましょう(⌒∇⌒)ノ
トルマリンの化学組成は上記のように、中身によって変わるので
ここでは述べるのは避けましょう。モース硬度は7から7.5。硬い!
ちなみに、ロードクロサイト(インカローズ)のモース硬度は3.5から4です。
これだけ見てもトルマリンがいかに扱いやすいか
ご理解頂けるというものですよ(⌒∇⌒)ノ
大雑把で動きが乱雑なあなたでも安心というわけですな!←人のこたぁ言えねぇ
さて。 以前ラピスラズリの項で申し上げたとは思いますが、
長ったらしい化学組成を持つ石の場合の注事項としてはですね、
温度差に気をつけようということです(・_・)b
詳しくはラピスの項をお読み下さい。
ついでにマグネシウムや鉄が入ってるんですから、塩での聖別は止めて下さい。
ステンレスじゃあるまいし、鉄の包丁を塩に埋める人がいますか?
素直に月光かお香での聖別になさって下さいね。
ついでに超音波洗浄も止めて下さいよー。
電気石なんですからね。亀裂が入ってばりーんといっちゃうかもしれませんよ(^_^;)
まぁ電気石だけにほこりを吸い付けやすいのも事実です。
汚れやすいわけですな(・_・)b
OKOK。綺麗にしたいんだい!とおっしゃるあなたは
石鹸とぬるま湯で ささっと綺麗にして下さい。
硬い石なので歯ブラシを用いても大丈夫です。
そのかわりささっとね。流水でざぶさぶ一晩中ってなのは止めて下さいよ。
綺麗にした後は、ちゃんとやわらかい布や紙で水気を切って下さいね(⌒∇⌒)
さて、退屈な化学組成や取り扱いの話はここまでにして。
今度はトルマリンの効用について述べましょう。
トルマリンは実に様々な色が楽しめる石でもあります。
まぁ中身(組成)が違えば色も変わるんだから、当たり前っちゃー当たり前ですけどね。
もちろん熱処理で色を変えられている場合もあります。
ピンク・パープル・レッド、つまり赤色系の濃い色合いのトルマリンには
熱処理を施されている可能性が大ですね。(ルベライトという種類です)
でもまぁそんなこと言ってちゃ話が進まないので、
ここでは全て天然モノである仮定でお話してゆきましょう。
トルマリンは、その帯電性質のために、さまざまな効用が歌われております。
まずマイナスイオンを生成し、遠赤外線を放出・・・・
って 健康器具の説明はいいんですか、そうですか(-“-)
でも、厚生労働省の認可の下りてるパワーストーンなんてトルマリンくらいじゃないの?
身体に良いことはもう保証されてるようなもんですな、奥さん(⌒∇⌒)ノ
ま、そういう効用は健康器具屋さんのサイトで見て頂くことにして、
こっちではパワーストーンとしての効用の話に移りましょう(⌒∇⌒)ノ
さて、その健康器具的な意味合いもあるんですが、
トルマリンは、持つ人をリラックスさせ、身体を活性化させる石と言われております。
毎日のストレスなどで、ちょっとずつゆがんでしまったあなたの心身を、
微調整して癒してくれる・・・というわけですな!(⌒∇⌒)ノ
その結果落ち込んでいた気分を向上させ、やる気を出させたりもするわけです。
また、その電気石の性質から、あなたの周りに幸運を呼び寄せる・・・
とも 言われてもいるんだけど・・・・
いるんだけどね・・・・(・_・)
これには異議あり!な紫乃女です(・_・)/
叩かれたって構うもんか。異議は異議だ。言わせてもらうぞ!
電気石が発生させるものは確かにマイナスイオンや遠赤外線であって
それを見込んで人をリラックスさせる効果があるっていうのは同意しましょう。
しかし電気石が吸い寄せてたものときたら、パイプに詰まった灰なんですぜ?
歴史的に見ても、最初は「お掃除用石」としか見られてなかったんですからね。
そのお掃除能力を見込んで、あなたの中で溜まってゆくストレスを吸い取り
綺麗にしてくれるっていうんならまだOKですよ。
でも幸運を呼び寄せるほどの能力はない。小さなモノしか動かせない。
被験者の方々にも試してはもらいましたが、トルマリン単独で用いた場合
それほどの運気UP効果は認められませんでした。
ただ、認められたケースも何件かはありました。
面白いことに、それは10月生まれの人に持ってもらった場合だったんですよ。
トルマリンを渡されたその人達は、 「まぁこれは私の誕生石なんですよ!(^^)」と
それはうれしそうに大切に持っていてくれました。
他の人達は、「はいはい。例の実験ですねー。何かあったら報告しますね」てな調子で
それほどトルマリンに特別な関心を寄せようとはしていませんでした。
面白いように、その2つのグループでは差が出ました。
この結果と今までの検証を踏まえてあたしはこう思います(・_・)/
トルマリンは、自分に想いを寄せてくれる人間の、
その想いの”量“に合わせたものを引き寄せるのではないでしょうか。
そしてそれだけの量の想いをこの石だけに寄せられない場合、
あなたが想いを込めている石と一緒に持ったほうがいいでしょう。
そうすればトルマリンはその石への想いを受けて、己の力とその石の力を増すでしょう。
なんたって”帯電”するのですからね!
あなたの想いを帯びて力を出すってわけですよ!(⌒∇⌒)ノ
あなたと惹き合う石なんです。
まぁこれはあたしの考えです。
こういう意見もあるんだなと心の片隅にでも置いといて下さればそれで十分ですよ♪
さて。
話を戻しますが、トルマリンには様々な色合いのものがございます。
よく目にするのがブラックトルマリン。
こいつはギャンブル運を上げるということで 『幸運を呼ぶ石:その3』で
ご紹介してありますので、そっちをご参照下さい。
ギャンブル運以外にも、己の集中力や意思力などをUPし、
悪い影響を他から受けないようにするという効力もあります。
オニキスやレインボーオブシディアン、
ルチル黒針(まぁあれは中身がブラックトルマリンなので相性がいいのは当たり前)と
相性がいいですね。
ピンクトルマリンは恋愛系にオススメです。
あなたへの愛情を引き寄せ、あなたの魅力を外へ押し出してくれます。
ムーンストーン(レインボー以外)と組み合わせたり、
ローズクォーツなんかと 一緒に持ってもいいでしょうね。
ブルートルマリンは癒しの力が前面に出ます。
ストレスだらけのこの世で疲れ果ててしまったあなたを静かに癒してくれるでしょう。
ブルーグリーン(グリーンでも可)の場合は、癒しと同時に
明日への鋭気も養ってくれます。 癒しだけならブルーのほうがオススメですね。
マラカイトなどと一緒に持つといいんじゃないでしょうか。
組み合わせを見て頂いたらお分かりのとおり、
そのトルマリンと同じような色をしている石と組み合わせるのがオススメなわけです。
そうすることにより、トルマリンそのものの力もそうですが、
組み合わせた石の力を増幅することに役立ちます。
色を見れば大体オススメの組み合わせが 判断つくわけですから、
これはどなたでも分かりやすくていいんじゃないでしょうか(⌒∇⌒)ノ
さて。駆け足でトルマリンのご説明をしてまいりましたが いかがだったでしょうか。
あたしはブレスにちょっとした色合いを添える意味でもトルマリンを推奨いたしますね。
ほれ、どんなに新鮮でおいしいサラダだって、
それに合う上質なドレッシングがないと寂しいものでしょう?
トルマリンとはそういう石なんじゃないかなと思います(⌒∇⌒)
今ある素材を引き立て、さらにおいしくさせる・・・そんな石なんじゃないかなと。
それに最低でも厚生労働省の認可が下りてる効果はあるんだ!
こんなお得なパワーストーンはちょっとないと思いますぞ!
がんばれ厚生労働省!応援しているぞ!≧▽≦b ←なんか違う
2005/06/25