No.45: 誕生石のお話:オパール
いやぁ、涼しくなってまいりましたな(・-・)/
しかしちょっと急過ぎやしないかね?>森羅万象
こないだまで蒸し暑い日もあったというのに、いきなりこの涼しさなのかね?(・-・)
極端から極端な奴だな。もう少し「ほどほど」というものも学ばねばいかんよ?
(あたしに言われるようになったらオシマイだぞ!>地球)
・・・まぁよかろう。涼しい分には不満は言うまい(・-・)←真冬生まれ
空気が冷えれば冷えるほど、煙草の味わいは際立つというものだしな。
そぉんな涼しげな10月生まれさんのために
オパールのお話でもいたしましょうかね!(⌒∇⌒)ノ
オパール(opal)、和名「蛋白石(たんぱくせき)」
化学組成:SiO2・nH2O
はいはい、ここで化学の授業を思い出して!
H2Oとはなんのことでしたか?( ̄― ̄)
そう!「水」ですね!
なんとこのオパールという石には、通常の状態で約7%~10%の水分が
含まれている石なのですよ!(⌒∇⌒)ノ(一説によると3%~12%)
なのでこの石は乾燥に弱いとされております。
水分がなくなっちゃうとひび割れちゃうのね。
しかしご安心を。
日本は高温多湿な国であります。
なので日本で普通に取り扱う分にはオパールが乾燥でひび割れることは
あまりないでしょう。電子レンジに放り込んで「ちーん♪」なんてやった日にゃ
責任は取りませんけどね(-“-)←んな奴はまずいないて!
まぁ心配性な方は、オパールを保存しているケースに
水を入れたコップを一緒に入れておくと安全でしょう。
高級な宝飾店ではそのようにしてオパールを展示しておりますし。
ぶっちゃけ、なんでそんなことしてるかってーと、
宝飾店は宝石を展示販売するために、オパールにも高温の照明を
当て続けてるからって理由もあるんですけどね(・-・)b
んなことしない一般の方々は、コップの水は不要かもしれませんねぇ。
ちなみにオパールが水分を失ってひび割れる現象を
専門用語で「クレージング」と言います。覚えておきましょう(⌒∇⌒)ノ
んで、頭の良い皆さんならば、ちょっと考えれば分かることなのですが、
オパールの構成物のうち、1割ほどが水なんだよね(・-・)b
てことは、当然硬度は落ちます。モース硬度は約5~6.5。
ダイヤモンドやサファイアのように「ドントコイ!」的な硬さはありません。
乾けばひび割れ、強いショックを与えられると砕けてしまう・・・
まるで女心のようにデリケートな石ではありませんか!(⌒∇⌒)ノ
さぁ、そんな女心代表選手でもある紫乃女が
気合を入れて解説を続けてゆきますよぉ!≧▽≦b←この大嘘つきめ!
オパールは何種類かに分類することが出来ます。
まずは代表格ブラックオパール(これはお高いですよぉ)。
そしてホワイトオパール。 人気の高いファイアーオパール(別名:メキシカンオパール)。
大体この3種類がよく店頭に並ぶものなんじゃないでしょうかね(・-・)/
どのオパールでも、あのチラチラとした様々な色の輝きを見ることが出来ます。
実に美しいですな!(⌒∇⌒)ノあの輝きのことを専門用語で「遊色効果」と
呼びます。 英語で言うなら「Play of Color」・・・
そのまんまやがな!(ノ*`´)ノ⌒┻━┻
さて。皆さん。
あの美しいオパールの輝きと、良く似た色の変化を見せる身近な品に
心当たりはありませんか・・・?
ほれ、お菓子の詰め合わせなどに、「湿気防止剤」として入れられている
シリカゲル。 あの粒を見たことはありませんか?
あの粒を手のひらにのせて光に当てながら ころころと転がしてごらんなさい。
オパールと同じような輝きを見せますから(・_・)b
実はオパールの中にはあのシリカゲルと同じものが入っているのですよ!(⌒∇⌒)ノ
・・っててて、ホントだってば!石を投げるのはご遠慮下さい!。。゛(/><)/
オパールの中には、あのシリカゲルと同じ、シリカの粒子が詰まっています。
そこに光が当たり、まるでプリズムのように、きらきらとしたあの様々な色合いを
反射しているのですよ。嘘のようなホントの話です(⌒∇⌒)ノ
もっと複雑に説明しようと思ったら、これ以後ワード2枚半くらいは
述べないといけなくなっちゃうので、ここでは簡単な説明で終わらせましょう。
まぁ元々がシリカゲルみたいなものなので、水と結びつきやすいという特性も
理解して頂けるかと思います。
さて。ではオパールの効用の話に移る前に、
恒例の購入時の注意を ご説明しておきましょうかね(・_・)b
オパールは大変高価な宝石です。
シリカゲルのくせにとか言わないように。
天然のシリカゲルはお高いものなのですよ(´―`)┌
で、天然なものですから、宝飾用になる石もそんなに取れません。
一応有名産地はオーストラリアやブラジル、メキシコっていったとこでしょうかね。
そういうとこで取れた「イマイチ宝飾用には向かないオパール」を
「宝飾用に耐えうるオパール」に作り変えちゃう技術がございます。
オパールの薄い石片があったとしましょう。
宝飾用にするには厚みがなさ過ぎる。耐久性がなさ過ぎますよね。
いいかげん割れやすい石なのです。薄い片一枚ではどうにもなりません。
そいつを他の石、例えば黒いメノウなんかにぺたっと貼り付けて
宝飾用に仕立て上げちゃおうってわけですよ(⌒∇⌒)ノ
こいつを「オパールダブレット」と呼びます。
もう少し分かりやすく例えてみるならば、
うすーいスライスチーズを、そのままじゃあ食べにくいってんで
食パンにでもぺたっと貼り付けて、厚みと耐久性を持たせて
販売しようってのと同じようなもんです。←余計ややこしい?
『サファイア』の項でも書きましたが、こういうのは真横から見りゃあ
一発で分かります。なんたって「ハリボテオパール」なわけだしね。
海外及び日本で、あまりに安価で美しいオパールをお買い求めになる場合は
その石を真横から見ることをオススメいたしますぞ!(⌒∇⌒)ノ
さぁて、そろそろオパールの効用のお話に移りましょうかね♪
なんたってここは「パワーストーンコラム」なのだしさ!≧▽≦b
・・・と勢い込んでみたものの・・・
10月生まれさんからはあまり歓迎されないような解説なんですけどね(^_^;)
ま、しゃなあい、いくか。
オパールとは「何かを犠牲にして生まれる輝き」を意味します。
棚からボタモチみたいにラッキーが転がり込んでくるわけではありません。
そのラッキーはあなたの中の何かを糧として生まれてくるのです。
それはあなたの努力かもしれない。
人知れず流す涙かもしれない。
誰にも伝えることの出来ない哀しみかもしれない。
しかしあなたが流すその「血の結晶」は、「輝き」となって生まれ変わるでしょう。
まるで優雅に湖を泳ぐ白鳥が、水面下では必死に足をばたつかせているように
あなたの「影の努力」は「表への輝き」となって報われることでしょう。
だから逃げないで。 楽なほうへ流れてしまわないで。
どんな刃物も磨かなければ切れ味なんて生まれない。
どんな原石だって磨かなければ輝きなんて生まれない。
でも「磨く」ということは「己を削る」ということなのですよ。
その覚悟を失わないで下さい。
こんなに努力しているのに、どうして自分には陽が当たらないのだろう!と
暗闇であがくあなたは、この石を手に取られるとよろしいでしょう。
あなたの涙と血の汗の代償として、オパールはあなたに輝く未来を
プレゼント してくれることでしょう!(⌒∇⌒)ノ
なので努力もしてないラクチン人生万歳さんは、オパールに縁のない方です。
あがきもしないで報酬だけ要求しないで下さい。
畑を耕さずに実りだけ要求する農夫がどこにいますか。そうでしょう?
もしもあなたが自分に出来ることは全てやったけれども、
今一歩夢に及ばないと苦しんでおられるならば、 オパールと共に歩むといいでしょう。
このことから、恋愛運・仕事運・学業運に良いとされております。
ま、人生全般の開運には向いてますな。
でもくれぐれも勘違いなさらぬように。
努力したからこその「開運」なんですからね?
なんにもしないで寝転がってて、幸運だけ転がり込んでこないかなぁ・・・なんて
んなこと期待しながらオパールを持たないで下さい。
そういう人がオパールを持てばどうなるか、あたしは知っておりますよ♪
・・・オパールは白く濁るでしょう。
それがあなたへのお似合いの「報酬」ということですな♪
厳しい冬を耐え抜けば、やがて温かな春の日差しがやってくるのと同じことですよ。
だから辛いことがあっても前へ進むのを止めてしまわないで下さい。
あなたの努力は必ず報われるから!(⌒∇⌒)ノ
10月生まれの方々へ。紫乃女より愛を込めて。
HAPPY BIRTHDAY !
いやー、局長。もうすぐお誕生日ですねー(⌒∇⌒)
ホントに局長はオパールがよくお似合いになるというかなんというか。
・・・てか、ちょっとちょっと局長。
オパールつけたまま棚を持ち上げるのは止めて下さいったら!
あんた模様替え趣味なんだからもう!いや壁にぶつけてるから!割れるから!
あんたと違ってその石モロイんですから!(ノ*`´)ノ⌒┻━┻
・・・しまった。つい本音が!。。゛(/><)/ ←口は災いの元
2005/09/29