No.43: 番外編:POINTを狙え!

(・-・)/ども

最近体調に関わらず、いろんな方に呼び出される機会の増えそうな紫乃女です。
まぁ体調はもう気遣わないことにしたのでイイノダガ。

しかし他人に自分の体調を引っかき回されるだけではシャクなので
自分で自分の体調を引っかきまわしてやろうと、
自らすすんで ハンジャル嬢の工房を訪ねたあたしです。

あたし:「やぁ。がんばっちょるかね?(・-・)/」

ハンジャル嬢:「ぎゃぁ!細かい作業中に紫乃女さんが来るなんて!>_<。」

あたし:「・・・・どういう意味なのかね・・・?(-“-)」

じゃあせめて邪魔しないように後ろから邪気でも送り込んでやろうと思いながら、
彼女の手元で組みあがりつつあるブレスを見てて、ふと気になったことがありました。

彼女の手元には、作業で使用する道具類と共に、
オーダー内容を記した紙も一緒に置いてあるわけです。

あたし:「はんちゃん(略称)、これ、○○さんからのオーダー?」

ハンジャル嬢:「そうですよー♪」

あたし:「・・・・・・」

ハンジャル嬢:「どうかしましたかーー?」

あたし:「悪りぃ。はんちゃん、この人に限ってその▲▲の石は◎◎に変更して。」

ハンジャル嬢:「ええーーーっ∑( ̄▽ ̄;) 今からーーー!?」

ねぇ、皆さん(・_・) 恋愛運UPたってね、色々あるんですよ。
じゃあちょっと仮題を出しますので考えてみて下さいね。

Aさんは、片思い中の女性です。
心を寄せる男性には、すでに他の彼女がくっついています。
男性は彼女の気持ちに気づいてはいますが、
心は今付き合っている女性のほうへ傾いています。
実はAさんは以前その男性とお付き合いしていたのですが、
振られてしまったという過去があるわけです。

Bさんは、片思い中の女性です。
心を寄せる男性には、すでに他の彼女がくっついています。
男性は彼女の気持ちに気づいてはいますが、
心は今付き合っている女性のほうへ傾いています。
実はBさんは以前その男性とお付き合いしていたのですが、
振られてしまったという過去があるわけです。

状況としては、AさんBさんは全く同じ状態だと思われます。
だけど、ここで一番大事なことは、 その状況をひっくり返すことではないんです。
実はそれは2次的な現象に過ぎません。
なんで昔その男性に振られたかってことが、一番大事なことなんですよ!

Aさんは惚れた男にべったりとくっつく傾向がある。
つまり惚れた相手に異常に依存してしまう。
その存在の重さに男が耐えられなくなって振られてしまった。

Bさんは惚れた男になかなか自分の真意を伝えられない。
伝えることにより嫌われたり疎まれたりしたらどうしようという不安が大きくて
付き合っている間、相手の言うことをふんふんと聞くだけの存在だった。
その存在の軽さに男がつまらくなって振られてしまった。

現状としては同じ状況であっても、
そこに至った経緯は この二人では全く逆ですよね?
例えライバルを蹴落として再度その男を手にしたとしても、
そのAさんBさんの本質(または他人との付き合い方)が修正されなければ
せっかく手に入れた男は再度逃げ出してしまうでしょう。
てかそもそも再度捕まえることすら困難ですよ。
それに嫌気がさして男は逃げたんだからね(・_・)b

で、こんなお二人が同じ構成の恋愛運UPブレスでいいわけがありません
Aさんの場合は己の狂気を戒めるアメジストや、オニキス(ホワイトオニキスなら
他の石との相性を気にしなくていいのでラクチン)
などを、
恋愛運UPのベースになる石と組み合わせるべきです。

Bさんの場合はそれとは逆に、もっと自分を解放したほうがいいわけですから
カーネリアンシトリンペリドットなどを多めに配置するべきでしょう。

Aさんにカーネリアンなぞ持たせたら目も当てられません。
いいかげん「ねぇあたしだけを見てちょうだい!」な傾向がある人が
余計ひどくなってしまいます。ここはぐっとこらえるためにも
アメジストなどは必須でしょう。

Bさんにアメジストなぞ不要です。それでなくても自分を抑えてしまう人なのです。
余計人の目を気にして言いたいことも言えなくなってしまうでしょう。

・・・このように、一言で「復縁」だの「恋愛運向上」だの言っても、
実に様々な状況が考えられるわけです。ケースバイケースなんですよ。
前述のハンジャル嬢のブレスの
場合、たまたま依頼内容とお名前に
見覚えがあり(つまりメールで相談を受けたことがあった)
その内容を あたしが覚えていたからこそ、石の入れ替えを指示出来ましたが
そうでなければあたしはあなた方の状況などちっとも存じ上げませんから
彼女が作成したブレスに、ただ黙って依頼書通りに聖別し
プログラミングを施すだけでしょう。

紫乃女注 : ・・・まぁあまりやりたくはないですが、
「私のブレス構成もそうやって個別にレシピ考えてぇ!>_<。」
なんて方で、『薔薇のシッポ』のサイトでの購入を検討して
いらっしゃる方がもしもいらっしゃいましたら、
お茶目で能(脳)天気なハンジャル嬢へご相談下さいませ。

彼女から相談が来れば監修している責任として、
一応ご相談頂いた内容に最適であろうとあたしが思うレシピを
個別に書かせて頂きます。
めんどくさいんで希望者だけにさせて下さい。そこんとこ夜露死苦ぅ!)

そうそう。術や石のご相談などを受けている時よく思うことなのですが、
皆さん大雑把過ぎますよ(・_・)b

あのね、「お金持ちになりたい」と願えば、
ある日大金が転がり込んでくるもんじゃないの。
どうやれば自分が「金持ちになれるのか」、そこをまずよぉく考えて
それに沿った術または石を選ばないとだめですよ。

あなたが営業マンであれば、営業成績があがれば給料も上がるかも。
歩合制なら尚更ですよね。 じゃあ営業成績を上げるのはどうしたらいいのか。
今以上に上げるには 何がたらないのか。
それを補うにはどんな術や石が最適なんだろうか。 そこまで考えてみましょうよ。

本来、術というものは、「針の穴を通す」ようなものなんです。
それくらい精度を要求されて当然のものなんです。
だから内容もおおまかで大雑把で抽象的なものではなく、
現実の事象を変化させるために、最小の力で最大の効果を出すための
POINTになるところに対して術を行うべき
なんですよ。

言葉で説明しても分かりにくいでしょうから、
例によって例のごとく、あたしのへたくそな図解でご説明いたしましょう。

ここに1軒の家があります。でかい家ですね。

この家をぶっ壊してくれという依頼が舞い込みました。 あなたならどうしますか?

台風でも呼び寄せますか?トラックでも突っ込ませますか?
それとも地震でも起こしますか?
やれやれ、たいそうな力が必要になりそうですねぇ・・。

あたしならどうするか。 まずその家を調べます。
外壁から中を見通し、その骨組みがどうなっているか見ようとするでしょう。

さて、骨組みはこうなっているようですね。

さぁここで初めて術の出番です。 どこを狙えばいいでしょうか?

ここですね(・_・)b

ここを狙えば、一発でその家は崩れます。
建て直すには一度更地にしてからでないと無理でしょう。
なのでこれにて依頼は完了したことになりますね。

このケースでは、家をぶっ壊すなんて、気の遠くなりそうな作業も、
よくよく掘り下げて考えてみれば(調べてみれば)
基礎になる石ひとつを 壊せば済むことだったでしょう?
物事ってそういうもんじゃないでしょうか?(・_・)

どんな事象も、何かPOINTになるところがあるはずです
どんなに崩しがたいものでも、どこかに弱点があるはずです
だいたい、TVアニメで強敵が現れた時にはたいていそういう流れになるでしょうが。
皆さんだってこの流れには慣れっこでしょう?

その弱点を最大の力で突く。
最小の労力と最大の力でキーポイントとなる場所を貫く
それにより起こるのが「奇跡」です。あなた方の言葉で言えばね♪

自分の秘めているその膨大な力を ただ闇雲に拡散させてしまわないで下さい。
あなたを苦しめるその現象が起こった真の原因はなんですか?
何が核心になっていますか?その現象の弱点はなんですか?

その弱点は、あなた自身から派生したものかもしれない。
他の要因によるものかもしれない。
でもそれがなんなのかさえはっきりすれば、対処方法はあります。
病名も分からず投薬だけ(術とか石とか)繰り返したって
良くなるものも良くなりませんよ。 あなたを苦しめる、その正体はなんですか?

あなた方はこの地球上最高の脳味噌を持っているくせに、
あまりにも物事を深く考えない傾向があるようですな(・_・)
TVや雑誌には敏感なくせに、自分自身には無頓着。実に惜しい!

もっと考えて。脳味噌をフル活用して。
自分の進路を阻むものに諦めの気持ちを抱く前に
それに対して牙を剥くことを覚えて。
あなたの道を絶つ権利など、誰にあるだろうか!

この世は弱肉強食なんですよ。弱いままなら皆に喰い散らかされて
荒野に屍を晒すだけなんですよ。 それで構わないんですか?
自分のことを弱いなんて思わないで。 あなたにだって牙もあれば爪もある。
なによりその脳味噌がある! 弱い草食獣でもその角で
肉食獣の急所を突くことは出来るはず。
最後に笑うものが勝者なんですよ(・_・)

術や石にすがる前に、その効果的な活用法を考える癖をつけましょう。
このあたしをうならせるほどの「針の穴」を見せて下さいませ。
そうすればこの紫乃女、喜んでお力になりますぜ♪
あなたの脳味噌に敬意を表してね(⌒∇⌒)ノ

・・・しかし、現実のあたしは病名も分からぬままに
投薬を繰り返されているぞ(・_・) 大丈夫か、あの医者(爆)

 

2005/09/12

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