No.34: 誕生石のお話:前書き

(・_・)y-.。o○←連続日帰り関西だったのでくたびれている

以前「身近な石のことも書け!」という要請メールに対して
墓石漬物石の話をしようとしたことがございましたが、
それに対してさらに「身近というのはそういう意味ではありません!><」という
抗議メールが舞い込んでしまいましたよ、奥さん。

・・・えーと(・_・) 分かっててやってます。すいません。
マジボケではありませんので、ご安心下さい(。・_・。)ノ
ま、早い話が
Don’t get your shorts in a knot. It’s just a joke.”ってことですな(・_・)b
よろしくお願いします。

んじゃ、若年性認知症(痴呆症って言っちゃいけないんだってね)だと
思われてるのもシャクなので、皆様に身近な石代表、
誕生石のお話でも いたしましょうか。

誕生石と一言で言いましたが、これには実に様々な諸説がございます。

さっそく脱線です(⌒∇⌒)ノ←恒例ですので慣れて下さい

2/14は子供でも知ってるバレンタインデーですね?
一般的には惚れた男にチョコレートをプレゼントし、
自分の気持ちを告白しようという日なわけです。
(原点はおいといて、今現在ではそういう一種のお祭り日になっていますよね?)

で、その日に一番力を注いでいるのはチョコレート屋さんです。
モロゾフさんとかゴンチャロフさんとかゴディバさんとかペニンシュラさんとか
アンリ・シャルパンティエさんとか、もう数え出したらキリがありません!!

んが(・_・)b チョコレート屋さんだけでなく、
最近では和菓子屋さんも紳士服屋さんもネクタイ屋さんもライター屋さんも
靴屋さんも時計屋さんも本屋さんも酒屋さんも、
このお祭り騒ぎに参加しているようです。

嘘だと思ったら2月になってから百貨店に足を運んで見て下さい。
百貨店中バレンタイン一色ですから。
参加してないのは八百屋さんと魚屋さんと肉屋さんくらいでしょう。
(果物屋さんが参加しているのは見たことがあるのです(爆))

同じように、「誕生石」というのはある意味とても人気のあるアイテムです。
恋人に贈るにはぴったりの品ですので、男性やの女性の関心を
多いに集めている品だといえますね(・_・)b

そんな品をほっておく業界も少ないわけで、
宝石屋さんによって誕生石の種類が入れ替わっていることも多々ございます。
ダイヤやサファイア、ルビーなどを扱う上級の宝飾屋さんは、
それなりの高価な石をお客さんに誕生石として勧めますし、
パワーストーン屋さんは貴石ではないけれど
パワーストーンとしての誕生石をお客さんに紹介するものです。

ですので、「これが絶対の誕生石の法則だ!( ̄▽ ̄)b」というものは
申し訳ありませんがございません。
ある程度の指針はありますが、 国や店によって変わってしまうこともあるわけです。
まずはそれを念頭においてあたしの話を聞いて下さいね(^^)/

まず。一般的な例を。

1月はガーネット
2月がアメジスト
3月がアクアマリン
4月がダイヤモンド
5月がエメラルド翡翠
6月が真珠(真珠は認めたくないが・・・)ムーンストーン
7月がルビー(赤メノウを用いる国もありますね)
8月がサードオニキス(サードニクス)やペリドット
9月がサファイア
10月がオパールトルマリン
11月がトパーズ
12月がターコイス(トルコ石のこと)などです。

日本とアメリカの誕生石はほぼ同じ石を採用しております。
それは、この習慣がアメリカからやってきたものなので当たり前です。
アメリカとイギリスの誕生石がほぼ同一なのは、
アメリカはイギリスの移民が作り上げた国なのだから当たり前です。
(説得力あるでしょ?でもこれは実は大嘘。あとで説明しますよ。)

で、この3カ国とフランスの誕生石は少々食い違っております。
例えば8月のペリドットがフランスでは9月の石になっていることが多いです。
じゃあ9月のサファイアはというとダイアモンドと一緒に
4月の誕生石になってたりします。
フランスは誕生石としてアゲート系(メノウ系のことですね)
多く採用する特徴があるようです。

ま、あたし達はフランス人ではありませんので、
イギリス/アメリカ/日本のシステムを採用していきたいと思います(⌒∇⌒)ノ

で、パワーストーンとして手に入れるには
やはりそれなりの価格でいてもらわねばなりません。
いくら効果があるからといって、はいそうですかとダイヤモンドの大玉を
ほいほい買ってこれる人もそうそういないのではないでしょうか?

これをパワーストーンとして一般的なものに置き換えてみましょう(⌒∇⌒)ノ

1月ガーネット
2月アメジスト
3月アクアマリンブラッドストーン
4月水晶
5月マラカイト翡翠
6月真珠ムーンストーン
7月カーネリアン(赤メノウのこと)
8月ペリドットサードオニキス(サードニクス)
9月ラピスラズリ(フランスではペリドット)
10月トルマリン
11月トパーズシトリン
12月ターコイス(トルコ石)ラピスラズリ

・・・とまぁこんな風になるわけです。
ラピスがダブっていますが、これは諸説モロモロなので
一応両方の月で採用しておきました(⌒∇⌒)ノ
ま、12月は一般的にはターコイスですけどねぇ♪

一応これは邪道でしょう。
何故なら1958年に日本全国宝石商組合によって
日本での誕生石というものが選定されているからです。
つまり日本での誕生石はこれなの!と宝石屋さんに決められちゃってるわけです(^^)

ちなみに1912年にアメリカの宝石小売商組が
世界ではじめて誕生石を決めました。
これを受けてイギリスの貴金属商組合が自国の誕生石を決めたわけです。

つまりホントはアメリカが一番に「誕生石」というものを正式に定めました。
今では結構みなさん勝手に自国での誕生石をお決めになっていらっしゃいます。
おかげさんでバラバラです。
しかしやはりオオモトはこのアメリカが決めた石にのっとっているものが多いので、
これを基準になっているようです。

もともとは18世紀頃のユダヤの高僧が、
祭服に12種の石を飾ったのが 始まりらしいんですけどね。
旧約聖書に出てくるモーゼが、シナイ山で神から
12の戒律が刻まれた石版をもらうんですが、
その石版に12個の宝石が埋め込まれていて、
その12の石を身につけること=神の戒律を守る者って意味合いになったんですって。
それが誕生石の始まりだと言われておりますね。
ま、夢のあるお話ですな(^。^)y-.。o○

で、その12個の石がどんな石だったかは正確には知られていないようです。
諸説モロモロなんで(^^;) ←なんたって紀元前のお話がルーツだしさ

でも宝石屋が決めていいなら、パワーストーンにおける誕生石を
占い師&パワーストーン屋連合が決めても構わないことになりませんか?
だいたいこんなものは国や特定の職業の団体に決めてもらうもんじゃあないでしょうに。
まったくお節介な話ですよ!

ま、文句を言ってても始まらないので、ちゃっちゃと話を進めましょう(⌒∇⌒)ノ

誕生石を身につけるには二通りの方法があると言われております(・_・)b

一つ目自分の生まれた月の石を身につける方法

二つ目その月の誕生石を毎月とっかえひっかえつける方法・・・・

んな面倒な!(ノ-_-)ノ⌒┻━┻

というわけで、このコラムでは生まれた月の石を身につける・・・という前提で
お話を進めたいと思います。

では次回は1月誕生石ガーネットのお話をすることにいたしましょう(⌒∇⌒)ノ

 

2005/07/01

関連記事一覧