No.59: 『空は鳥に任せときゃいいんだ!』
ども。アメリカ帰りの紫乃女です(・-・)/
ご機嫌いかがですか?
「遊びに行ってたんだ。いいなー♪」などという
お気楽なレスはご遠慮クダサイ!(-“-) 仕事の一環です!
でなけりゃ誰が飛行機なんかに乗るもんか!誰が!
いやー、あんな鉄の塊にジェットエンジンくっつけて
時速1000キロ近くでぶっ飛ばそうなんて、
一体どこのどいつが考え出したんでしょうねぇ!酔狂なっ!
(まぁ、真面目に言うならば、1949年イギリス、デハビランド社の「コメット」という
ジェットエンジン搭載旅客機によって、“戦争目的以外”で人間が始めて
輸送されたわけです。 ジェットエンジン搭載戦闘機であれば、
第二次世界末期に実用化されております。 飛行機嫌いのあたしですが、
戦闘機オタクではありますので、一応こういうデータも 頭には入っているんですよ。
じゃあなんでこのコメットという旅客機のことを覚えているかと言いますとね、
こいつは人類初のジェットエンジン旅客機というだけではなく、
その後 空中分解事故を繰り返したという、ある意味“有名な”
旅客機なのでね(^_^;) こわいこわい)
いやぁもう、何がイヤって離陸の時が一番イヤだね!
客を収納し終えた旅客機って、離陸の際にはゆっくりと滑走路まで
移動するんですが それがもうなんだか死刑宣告されている間のようで、
緊張するったら!(-“-)
で、飛ぶ前には一度完全に止まるんです。
管制官とのやり取りが終わるまでは動かない。
まぁ、「管制官!離陸許可だすな!あたしが乗っているんだぞ!><。」という
心の叫びは 毎回見事に無視されて、旅客機は走り出しちゃうわけなんですが(-“-)
飛行機ってのは、走り出しちゃうと、「やば!」と思ったってもう滑走路では
止まれない速度ってのがあるんですよ。例えエンジンから火を噴いていようが、
この速度以上であれば 止まるわけにはいかない。
この速度のことを「V1」と呼びます。
つまり止まるんだったらV1に 達する前でないとだめなんですよ。
(うわぁもう速度は絶対にV1だ。なんかあったってもう止まれないじゃないか!)と
窓の外を見ながら手に汗を握るあたし。VR(ローテーション速度のこと。
離陸時はこの速度に達すると機首を引き上げます)なんかになった日にゃ、
もう心臓はバクバクです。
実は、飛行機の離着陸時のことを「魔の8分間」と呼び、
飛行機事故の大半はこの間に起こることが多いのです。
この8分間さえ凌げればある意味「飛んだモノ勝ち」と言っていいでしょう。
んでもね。いくら飛んだモノ勝ちと言ったって、ここで大事なことを思い出して下さい。
あたしは天下無双の「高所恐怖症」なのですよ!(-“-)
高いところは大嫌い!
高いところ大好きな方々には非常に失礼な表現になってしまうので
申し訳ないですが、 「○○と煙は高いところへ登りたがる」って言葉もあるでしょう?
「DEATH NOTE」主人公 夜神 月氏には遠く及ばないとはいえ、
あたしもそれなりのIQの持ち主です。 高いところが好きなはずがない!o(><;)(;><)o
しかも旅客機内は禁煙です。
トイレで吸うのもダメなのです。
アメリカまで9時間ほど掛かるんだぞ?その間あたしに煙草を吸うなと??
憤懣やるかたないあたしに、フライトアテンダントさん(旧:スチュワーデスさん)は
やれ飯を食え、やれ珈琲を飲め、やれ日本茶を飲めと世話を焼いて下さります。
いくら機嫌が悪いからとはいえ、乗客の面倒をかいがいしくみて下さっている
女性に対して 怒りをぶつけるわけには参りません。
笑顔で「Thank you!」とミネラルウォーターを 頂く紫乃女です(・-・)b
「上空に上がってしまえばマシなんだろ?」と同乗の局長は笑っていましたが
トンデモナイ! あたしは、他人に己の運命をゆだねねばならないのが
たまらなくイヤなのですよ!
どんなにあたしが頑張ったって、4本線野郎(機長のこと。機長は制服の袖に
その階級を示す4本の線が入っています。副操縦士は3本線なのね)が
イッチャってたら、あたしは彼らと共に死ななければなりません。
(昭和57年2月9日にそういう事件が日本であったんですよ。
「日航」「逆噴射」で検索すれば容易にヒットすると思います。)
そりゃ道を歩いてたって車やバイクが突っ込んでくるかもしれませんけど、
だからといってその事故の結果「必ず」あたしが死ぬとは限らないでしょう?
事実過去3度ほど車にはハネられておりますが無傷なのですしね!
しかし、飛行機事故の場合、非常に高い確率で乗客は死なねばなりません。
日本航空123便ボーイング747SR100型機 の事故の場合、
乗客524名中、実に520名の方々がお亡くなりになりました。
実に99%以上の確率です!
確かにこの事故は単一機では航空史上最悪の事故と呼ばれてはおりますけれど、
これが再度起こらないという保証はどこにもないでしょう?
どんなにあたしが運命に逆らおうと努力していても、ひとたび飛行機事故に
遭遇してしまえば、あたしはそこらへんの輩と十把一絡(じゅっぱひとからげ)で
死なねばならないのです。問答無用で死なねばならないのです。
逆らうスベすらない。例え、ハイジャックされた飛行機内でハイジャック犯を
八つ裂きにすることに成功したとしても、その時点で機長・副操縦士共に
殺害されており、乗客で飛行機の操縦経験のある者がいなければ、
運命は決まったようなもんですよ。そうでしょ?
自分の命のやり取りという、ある意味人生最大の大博打を
赤の他人にゆだねるのですよ?そして自分は指をくわえて自分の命の行方を
眺めているだけなんです。自分の人生における最大の掛け金を、
赤の他人の勝負に任せねばならないのです。そんな馬鹿な話がありますか!?
あたしを出せあたしを!あたしにやらせろあたしに!o(><;)(;><)o
同じ理由からあたしはジェットコースターが大嫌いです。
赤の他人の操縦(制御)により、右だ左だ&上だ下だと振り回されるなんて、
あたしには到底我慢の出来るものではありません。
しかしジェットコースターはイヤなら乗らなければいいだけなのですが、
アメリカに行きたければなにがなんでも飛行機に乗らねばなりません(-“-)
(船で行けよという心無いツッコミはご遠慮下さい。あたしは船酔いする人なのです!)
(くそう!我が運命を赤の他人にゆだねねばならぬとは!なんという屈辱!)と
歯噛みしながらフライトアテンダントさんに笑顔を返し、差し出される珈琲を
一気飲みし、 心配して覗き込むERI嬢に、「なぁに、珈琲が苦かったのさ♪」と
眉間の皺の理由を話すあたし。 こんなにイライラするのであれば
いっそこのあたしがハイジャックすれば、少なくとも他人に運命を左右されている
わけではなくなるのだからちったぁマシになるだろうかと考えたり、
いやいやあたしは 飛行機の操縦経験はないのであった、“電車でGO!”のようには
いかんのだろうやっぱりと思いなおしたりと、アメリカに着くまで内心が穏やかに
なることはありませんでした(-“-) 飛行機が落ちなくてもストレスで寿命が
縮まったんじゃないかと思う紫乃女です。
帰ってきたらきたで、日本はめちゃ寒いしさ!風邪引いたじゃないか!(-“-)
ま、実を言うのであれば、あたしは飛行機と船では死なないと
分かっているのですけどね。 あたしは、人間に殺される定めなのです。
それが自分の内なるもの(病気とかね)によるものなのか 他人によるものなのかは
分かりませんが、あたしはきっと人に殺されるのでしょう。
んなこたぁ占い師志した時からよぉくよぉく分かってはおりますが、それでもね・・・
イヤなもんはイヤなんじゃー!(ノ*`´)ノ⌒┻━┻
誰かアメリカまで新幹線繋げろ!
月まで行ける時代なんだからさ!←無茶苦茶やし !
(余談ですが、日本航空123便の事故に関しては、
あたしは事故調査委員会の出した「事故原因」を疑っております。
乗客全員が死亡していれば圧力隔壁破壊説もまかり通ったかも
なんですけどねぇ。とりあえず相模湾に沈んでいるはずの事故機の部品を
全部引き上げてからじゃないとね。話はそれからですよ(・-・)y-.。o○)