No.94: 『自己評価の重要性』

ども。
超お久しぶり、紫乃女です。
皆様ご機嫌いかがですか?(・-・)y-.。o○

「お前今まで何やってたんだよ!」という声がここまで響いてきそうですが
まぁ落ち着いて。mixi のほうには日記あげたりつぶやき残したりしてたんですから。
冬眠してたわけじゃありませんよ。

「じゃあなんでそれをこっちでやらねぇんだ!」という声も響いてきそうですが
まぁ落ち着いて×2。
こう見えてもこの紫乃女、さぼっているわけではないんですって。
あの厳しいうちのBOSSに雇用されている時点で、
そうそうさぼれるわけはないのです。

いえね、実はちょっとヤバめのアイテム開発にいそしんでおりましてね。
その作業がやっと一段落したのでこうしてコラムを書いているわけですよ。
 (アイテム発案・製作にご尽力下さった皆様、
この場を借りて心より御礼申し上げます。
特に『マジカルヒーリングサロン・霧の森』「みどり」さん、どうもありがとー。
君の犠牲は忘れないよ!ヾ(´▽`)ノ )

さて。
まぁそんな話はおいといて。
BBSで予告した通り、今回は「自己評価の重要性」について
ちょっくらお話しましょうかね。

先程名前が出ました「みどり」さん、
普段は親しみを込めて「みどりん」と呼んでいる方なのですがね、
この方はあたしと違い、ヒーラーさんなのですよ。
マジカルセラピストさんと言ったほうが適切かな?
要するに「人を癒す」ことをご自分の天命となさっている方なのです。
どこかの
な奴とは大違いですな、うわはははヾ(´▽`)ノ ←誰かこいつ殴れ

みどりんは月に半分ほど、東京港区六本木にあるBOSSの事務所に顔を出しては
そこでセッション(要するに施術)を行ってるんですがね、
そんなみどりんの言うことにゃ、 彼
(てか乙女のお客さんの中には
自己評価が低い人がとても多いんだそうですよ。

実はこの事実はあたしにとって衝撃的なものでした。
もちろんあたしだってこの広い世の中には、自分への評価が低い人くらい
それなりにいるだろうってことくらいは予想していました。
内臓逆位(要するに臓器が左右対称に反転していること。分かりやすく言うと、
本来身体中央の左寄りに位置するべき心臓が右寄りになってたりとかね)
の人だって
ごく少数とはいえ存在しているこの世の中なんですから、
自分で自分のことを不当に低く評価する人だって、
きっとそれなりの数は存在していることだろうと あたしは思っていたのです。

でも、あたし達の世界、少なくとも紫乃女が皆さんにお話ししているこの世界について
興味を持つだけに留まらず実際やってみようと思う人の中にまで、
自己評価が不当に低い方が いらっしゃるとは夢にも思っていませんでした。
これは過大な表現でもなんでもありません。本当に夢にも思っていなかったのです。
嘘だとお思いの方はイザちゃん(みけまゆみさん)みどりんさんに
お問い合わせ下さい。 あたしがどんなに開いた口が塞がらなくなっていたか、
彼らはよくご存じですから。

去年の12月に東京の渋谷で魔術講座をさせて頂いた紫乃女ですが、
その講座中にも、「術を成功させたいなら、特に召喚魔術を成功させたいなら、
絶対に自己評価は高く設定しておかなければならない!」

力説した覚えがございます。
自己評価の高さと召喚魔術の成功率は正比例すると言い切ったっていいくらいです。
もちろん成功するには他の色々な要因も絡んではきますが、
自己評価の高さはその根底を 支える非常に重量なファクターです。
これが低いと成功しないか、成功したって大成しないか どちらかでしょう。
右のものを左へやるような、そういう「ガキの使い」のようなレベルの術なら
そりゃ低めの自己評価の人でも成功するかもしれませんが、
ここ一番の勝負どころだぜ!みたいな、そういうある意味「己の人生を掛けて」
取り組むべき大きな術には失敗することでしょう。
断言したっていいですぜ(・-・)y-.。o○

だから、 自分で自己評価がちょっと不当に低いなと感じていらっしゃる方々は、
術における小手先の技を磨く暇があったら、まずはそこを治されるべきです。
あくまでも「不当に」低い場合のみですがね。
ホントにたいしたことのない人の自己評価がたいしたことのないものであった場合、
それはある意味「自分を正当評価している」ことになりますので、
問題はないことになります。

…毒吐きまくっているのは、自分でも重々承知しております。
でもここ、とても大切なPOINTなので、オブラートに包んで耳障りの良い言葉を
書き連ねて お茶を濁すわけにはいかないんですよ。
だからどうかご辛抱下さいませ。

で。
ではその不当に低い自己評価の治し方ですが、
誠に申し訳ございませんが、これは黒魔道師たる紫乃女の担当範囲外です。
そういうことは、白い方々、ヒーラーさんとかセラピストさんとかね、
そういう「癒し」を生業となさっていらっしゃる方々にご相談下さいませ。
あたしが出来ることは、 何故低い自己評価では術を大成させることが出来ないのか、
それをご説明することだけです。

では、その説明に移りましょう。
分かりやすい例として、召喚魔術を挙げましょうかね。

召喚魔術となると、やはり王道は「GOETIA」でしょう。
ではその仕組みを今一度ご説明いたしましょう。

GOETIA(ゲーティア、レメゲトンと呼ばれることもあり)は、 とっても簡単に言っちゃうと、
大いなる神の助力を得て、自分より下位の者
(この場合だと72精霊)
自分の眼前に呼び出して願いを伝えそれを実行してもらおうっていう、
超他力本願なシステムなんですよ。

分かりやすく喩えるならば、
あなたは大会社の社長の一人息子(娘)です。
あなたは親父の威光を傘に着て、子会社の部長や課長を呼び出し、
自分の意のままに使役しようとしているわけですよ。
うわぁなんてイヤな奴なんだヾ(´▽`)ノ
←誰かこいつ殴れ

GOETIAのシステムはだいたいこんな感じね。
では次の説明に移りますよ?
ちょっとややこしい話になりますが、まぁ辛抱してお聞き下さい。

GOETIAを行う際、『生まれ無き者の儀礼』(別名:心臓に蛇を纏いし者の召喚
…The Bornless Ritual, the Preliminary Invocation of the Goetia, the Invocation of
the Heart Girt with a Serpent)
と呼ばれる呪文(?)を唱えるんですけどね。
高次の精神体と一体となる為の呪文だとか、
自分の意識を魔術師のそれに変容させる為のものだとか、
まぁそんなこたぁどうでもいい
(よくはない)んですけど、
とにかくそういう呪文を唱えるんですよ。

で、その呪文ってどういうものなのかと言いますとね、
ちょっと長いし専門用語が飛び交っちゃうので分かりやすく内容を端折りますとね、
自分(術者)より上位の存在に対して、
あなたの知恵と力を自分に貸し与えて下さいなーって依頼する部分と、
その借り受けた力を持って、全ての存在を自分の意のままに使役してくれるぜ!って
宣言する部分とに分かれるんですよ。
ま、ちょっと語弊はありますがおおまかな内容はこんな感じです。

でね。
ちょっとここで考えてみましょうよ。
「どうせあたしなんてたいしたことのない存在だし…」とか
「あたしなんてつまらない者なんだし…」とか
そんな風に卑屈に縮こまっている奴に、
自分より上位の奴が手を貸してくれると思いますか?
日本語訳の『生まれ無き者の儀礼』は、「我が声に耳傾けよ」とか
「我が訴えを聞け」とか、そんなソフト(?)な表現ですけどね、
これ、英語だと
「HEAR ME」なんですよ。
はい、中学英語思い出して。動詞が前に来ているとなんでしたっけ?
そう、命令文ね。
これね、自分より上位の存在に対して「私の話を聞けといっちょるんだ」と
命令していることになるんですよねぇ(・-・)y-.。o○

あなたね、自分で自分のことを大したことが無いと思っている奴にね、
「私の話を聞け」と命令されてね、誰が耳貸してくれると思いますか?
それも上位の存在に命令してるんですぜ?誰が言うこと聞いてくれると思いますか?
あなた、足元でドブネズミがキーキーいってたらその鳴き声に耳傾けますか?
真剣に身を乗り出して話を聞いて、その真摯なる訴えに心打たれて、
「よし、じゃあいっちょドブネズミの為にひと肌脱いでやるか!」と思いますか?
思わないでしょ?

で、上位なる者の助力も得られないまま、
果敢に獅子に挑んだドブネズミはどうなりますか?
…喰ってもらえたらある意味光栄なことですな。
ま、無視されてオシマイでしょう。
つまり、術も、動かない。

もうちょっとマシな喩えにしましょうか?
じゃあ古いカンフー映画でよくある筋書きとかどうですかね?

両親を殺された若者が、息も絶え絶えに身一つで、
もう隠居生活の、しかし本来は名のあるカンフーマスターの家に辿り着く。
涙ながらに復讐を切に願う、今はまだ弱いその若者の熱意に心打たれたマスターは
今まで誰にも教えたことのないカンフーの秘儀を彼に次々と伝授してゆく。
年を経て、今や立派に成長した若者は、
その磨き上げられた技をもって両親の仇を討つ。
…よくあるストーリーでしょ?

これがね、
「いやぁ、両親殺されちゃって身一つなんですよねー」とか、
「いやぁ、私なんてたいした夢も希望も無いんですよー」とか、
「どうせ私なんて何したって成功しやしないんですしー」とかね、
そういう奴だったら、カンフーマスターはどうしたと思いますか?
無言で家から蹴り出してオシマイなんじゃないでしょうかねぇ?

何の技も伝授してもらえないでしょう。
何の力も得ることが出来ないでしょう。
そして両親の仇を討つことなんか、夢のまた夢でしょうね。
一生地べたに這いつくばって、ドブネズミのように生きながらえれば
それで上々ってもんでしょう。

なにやったってどうせうまくいきっこない

私には何もできない、私は無力だ

何かに挑戦することは怖い、失敗したらどうしよう

やってみたけどやっぱりだめだった、どうせ次もうまくいきっこないんだ

私なんか価値のない存在なんだ

価値のない存在に、力を貸してくれる存在などありません。
倒産しかかっている会社に投資する投資家がいないのと同じことです。
誰がそんな会社の株券買いますか。どんな銀行だって融資しちゃくれませんよ。
「価値が無い」とはそういうことなのです。

顕在意識が自分のことを「価値が無い」と評価したのであれば、
潜在意識もおのずとそれに従います。ああそうですか私には価値が無いんですねと。
そりゃそうですよ、四六時中「私なんて価値の無い人間だ」と思ってりゃ、
その想いが五臓六腑に沁み渡るってもんですよ。
たとえその想いが幼少時に受けた傷から派生するものであったとしても、
(両親に心無い言葉を吐きかけられたとか、不当な扱いを受けて大きくなったとか)
今のあなたの価値を判断するのは、「今のあなた」のはずでしょう?
いつまでガキのつもりなんですか。

「お前は心に傷の一つも無いからそんな偉そうなことが言えるんだ!」と
反論がここまで飛んできそうですがちょっとまったぁ!o(><;)(;><)o
心に傷の一つも無い奴がね、自分で自分のことを
「血も涙も無い冷酷非道の黒魔道師」だって称するようになると思いますか?
そんな生き方選ぶようになると思いますか?
あたしはこれ見よがしに自分の過去の傷を晒して悦に浸る趣味はありませんが、
その「傷」を「勲章」だと思える程度のプライドは持っていますよ。
その傷があるからこそ、その痛みの記憶を己の推進力に変えて、
あたしはここまでやってきたんですからね。もうガキじゃないんですよ、あたしはね。
大いなる脅威から不当な扱いを受け、何も言い返せずに
じっと蹲って(うずくまって)ばかりいた あの頃の無力なガキじゃないんですよ。

でもあなたはまだ蹲っているおつもりなんですか?
人生なんてたかだか100年ほどの間なのに?
いつまでそうやって俯いてりゃ気が済むんですか?

自己評価とは、術における、基礎です。
家でいう「土台」のようなものです。
自己評価の低い方が行う術など「砂上の楼閣」です。
ほっておいてもすぐにその力は消滅(拡散消滅)することでしょう。
まるで砂の上に建てたお城のようにね。

「我こそは万物の王の預言者!その力を借り受けるに値する者である!」と、
術の間だけでもいいから胸張れないんだったら、
(だって日常生活でこれやると白い眼で見られますよ←経験者は語る)
召喚魔術なんかできっこありません。
もう技がどうこう知識がどうこう以前のお話です。
つまらない奴
(顕在意識)に貸し与える力なんか、
どんな神
(潜在意識)でも持ち合わせていないと思うんですよ。
つまらない奴
(顕在意識)が神(潜在意識)の領域から引きずり出せる力なんて
せいぜいたかが知れてると思うんですよ。
小さな奇跡なら起こせるかもしれませんが、大いなる力は望めない。
で、これを無理やりパワーアップさせようと、やれ護符だアイテムだと騒ぐ暇があったら
まずは自分の評価というものを高く設定するようにして下さい。
穴の開いた皮袋の中の水位を無理やり上げようと水をどんどん注ぎこむ前に、
まずはその開いた穴を塞ぎましょうよ。
そのほうがずっと話は早いじゃないですか、そうでしょ?

で、これ、召喚魔術に限ったお話じゃないですからね?
分かりやすいから召喚を例にとっただけで。

さっきも言いましたが、自己評価とは術の土台のようなものです。
じゃあ復讐の術で喩えてみましょうか?

誰かがあなたにひどいことをした。なんて野郎だ仕返ししてやる!
OKOK。で、あなたの自己評価が高い場合、そんなあなたに不当な扱いをした奴は
確かに罰せられるべきですね?あなたには復讐する正当な権利があると思います。
でもあなたの自己評価が低い場合はどうでしょう?
自分で自分のことをつまらない奴だと思っているんでしょ?
じゃあその「つまらない奴」にふさわしい扱いをあなたは受けただけなのでは?
「一寸の虫にも五分の魂」なのかもしれませんけど、
虫が虫けら扱いされて何怒ってるんですか。
怒る筋合いないんじゃないんですかそれ。逆恨みもいい加減にして下さいよヾ(´▽`)ノ

…ね?
恋愛の術にしたってそうですよ。
つまらない奴が出会いを求めるんじゃありませんよハタメイワクな。
つまらない奴に魅力を感じる奴もきっと同じレベルの奴に決まってますしねぇ。
だって雀に魅力を感じる白鳥なんかいやしないのですから。

金運を上げたい場合もそうですよ。
つまらない奴が提供するものになんか
安価な見返りしか戻ってこないに決まってるじゃないですか。

対人運もそう。
つまらない奴と仲良くしたい奴なんてそうそういませんよ。
同じレベルの仲間とつるんでて下さいって話ですからねぇ。
ドブネズミと親友になりたい獅子などいないのですから。

…ね?
どんな術においても、
「自己評価が不当に低い」ことは、決して良い結果を生み出しません!
自己評価とは術の土台です!
自己評価が高いからこそ、そんな自分に相応しい友人・恋人・他人からの評価を
得たいと希望することに意義が生まれるのです。
自己評価の高いあなたが生み出すものは、
きっとそれにふさわしい人の心を惹きつけることでしょう。
高価なブランド品、例えばメジャーなところでCHANELとかね、
CHANELの指輪を買えば、その指輪をしっかりとした箱に入れ、
厚手の包装紙で包み、 きちんとした紙のバッグに入れて
あなたに手渡してくれることでしょう。
路上で売られている安価なアクセサリーは、
薄く小さな紙袋に入れられてオシマイです。 立派な箱になんか入れてもらえません。
あなたが自分で自分の評価を不当に下げるということは、
本来はCHANELかもしれない自分を、路上のアクセサリーと同価値にまで
自分で落とすということなんですよ。
そして路上で売られているアクセサリーに対しては、
皆それにふさわしい扱いしかしてくれません。 それがお似合いだからです。

それでいいんですか、あなたの人生なのに、
一度きりの、他ならぬあなたの人生なのに、
そんな、そんな惨めな生き方を、自分で自分に課して、
そうやって残りの人生過ごしていって、最期にあなた笑って死ねるんですか?

止めましょうよ、もうここらでオシマイにしませんか。
『己の墓碑銘は己の魂にこそ刻まれる』ものじゃないですか。
あなた自分の墓標に「名も無きつまらない者」と刻みたいんですか、それも己の手で。
そんな哀しい名前を自分の魂に自ら刻んで、
あなた本当にそれで悔いは無いんですか?

…もう止めませんか。
まだ間に合いますよ。
もうここらでオシマイにしませんか。

ね?

「…なるほど分かったぜ。じゃあどうやって自己評価を上げたらいいんだい?」と
お聞きになりたいのは重々承知しておりますがちょっとまったぁ!o(><;)(;><)o
先程も申し上げましたとおり、あたしゃ黒魔道師なんですってば!
自己評価がエベレスト並に高いのがデフォルトな生き物なんです。
おかげさんで日常生活(社会生活)に支障出まくりですよコノヤロウ!o(><;)(;><)o

支障が出まくってはまずい方々は、
そういう癒しが本業のヒーラーさんやセラピストさんをお尋ね下さい。
あたしに聞くよりずっと親身になって相談に乗ってくれることと思いますぜ。

ま、今回はこの辺にしときますかね。
ちょっと毒を吐き過ぎちゃったかなぁ。ごめんなさいね。
それではまたヾ( ^ _ ^ )

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