No.29: 『ラブラドライト』

さてはて(・_・)

最近「このサイトに載ってたやり方でブレス作ったんですよー♪」という
報告&御礼メールを頂くようになりました。
いやぁお恥ずかしい限りです(⌒∇⌒)ノ

あたしのつたない知識が皆様のお役に立つのは、実に喜ばしいことですな!
BBS常連のSid嬢もパワーストーンブレスのサイトを作ったそうですので
是非遊びに行ってあげて下さい。彼女は気さくな関西人ですよ!
(Linkコーナーから飛べます)

そういや、以前Sid嬢がブルームーンストーンラブラドライトの違いで
悩んでいたことがあったっけなぁ。
普通の茶色っぽいムーンストーンに気を入れると
ブルームーンストーンに変化するんだ(!)と主張する、
変わった石屋さんの話題で彼女と盛り上がったことがありましてねぇ。
そのくせ、そのブルームーンストーンはどう見てもラブラドライトっぽいんですって。
一体なんなんだよそりゃまったく(^_^;)

ちょうどいい機会ですので、今回はラブラドライトのお話でもしましょうか。

ラブラドライトとは、長石の仲間です。和名:曹灰長石
曹灰長石の“曹”はナトリウム(Na)のことで、“灰”はカルシウム(Ca)のことなのね。
要するにナトリウムとカルシウムが入ってる長石ってこと。
化学組成は(Ca,Na)(Si,Al)4O8
モース硬度:6~6.5。メノウ系と大体似たような硬さです。
水晶よりはちょい軟らかいってとこでしょうか。

この石はカナダのラブラドル半島で発見された石なので、
こんな名前になったんですよ。
ちなみに、このラブラドル半島の漁師さんのお手伝いをしていたのが
現代における“ラブラドール・リトリバー”の原点となった犬達です(⌒∇⌒)ノ

元々は網からこぼれたお魚を回収するお仕事などを、
この賢い犬達はこなしていました。
その後数種類の猟犬達と交配され、現在のラブラドール・リトリバー種になりました。
リトリバー”とは“リトリーブ”、つまり“回収する”って意味です。
猟犬はご主人が撃ち落した獲物を探して持って帰ってくるのがお仕事ですからね。

おっといかんいかん(^_^;)
あたしは動物が好きでしてねぇ!つい脱線してしまいましたよ。
急いで石の話に戻りましょう!

ラブラドライトの特徴は、その美しい虹色の光沢にあります。
青っぽい色合いのものが多いので、確かにブルームーンストーンなどと
混同する場合もありますが、違う鉱物ですのでご注意下さい(・_・)b

ちなみに“レインボームーンストーン”という名前で売られている石は
ムーンストーンではなく、このラブラドライトです。
ムーンストーンも長石の仲間ではありますが、あれは月長石
化学組成:KAlSi3O8 つまり長石にカリウムがくっついてるわけなのね。
ラブラドライトは長石にナトリウムとカルシウムがくっついてるの。
仲間ではありますが、一応違う鉱物です。
間違えないようにしましょう(⌒∇⌒)ノ

例え基礎のスポンジが一緒でも、外側を生クリームでデコレーションされてるケーキと
チョコレートでデコレーションされてるケーキだったら、
あなた方は違うモノとして扱うでしょう?店員だってそれは区別するはず。
ムーンストーンとラブラドライトも同じです(・_・)b
基礎は一緒だが、デコレーション部分が違うのだ。
区別するべきではないですかな?(⌒∇⌒)ノ

そんなこと言い出したら、車なんてのは、シャシー部分は一緒なのに
上のボディ部分を色々乗せ変えて、いろんな名前で売り出してるじゃん。
あれって鉄板一枚剥がせば全部似たような造りで・・・って

いかんいかん!o(><;)(;><)o
あたしは車も好きでしてねぇ!
急いで石の話に戻りましょう!

さて。じゃあ、そのブルームーンストーンラブラドライトどう区別すればいいのか
実際のところ、石屋さんの店員さんでも間違えている方は大勢いらっしゃいます。
まぁ似てるからねぇ(^_^;)
んでも似てるからってクレスタ買いに来た客にマークⅡ渡したら
まず怒られると思うんだけどな・・・←車の話はもういい!

店員がアテにならんとすれば、自分の目を肥やすしかないわけで。
OKOK。この紫乃女がナイスな見分け方をご伝授いたしましょう!(⌒∇⌒)ノ

まずその問題の石を手に取り、明るい場所に持っていって光を当ててみましょう。
白色、または青色の光がきらきらと見えればそれはブルームーンストーンです。
青色オレンジ色緑色など、様々な色合いが見えれば
それはラブラドライトです。

つまり白か青の光しか見えなければブルームーンストーンで、それ以外の色が
ちらとでも見えたらそれはラブラドライト
です。
つまりブルームーンストーンに限らず、お手持ちの自称“ムーンストーン”から
青または白以外の輝きが見えたら、それはムーンストーンではなく
ラブラドライトだってことですよ(・_・)b

なんでそうなるのかという話はちと専門的になっちゃうんですよね(^_^;)
まぁ一応簡単に申し上げておくならば、ムーンストーンが光る
特殊効果(アデュラレッセンス)と、ラブラドライトが光る特殊効果(ラブラドレッセンス)
根本的に違うものなんだということです
ちょっと難しい話になっちゃうので、この話はこの辺にしておきましょう。
興味のある方はメール下されば個別にながながーーっと解説致しますよ。
(覚悟しろよ!)

話をラブラドライトに戻しますと、
あの石がきらきらと虹色に輝いて美しいのは、ラブラドレッセンスと呼ばれる
特殊効果のせいなのですよ(・_・)b

あんじゃあそりゃあ?という声がここまで聞こえてきそうですが、まぁ落ち着いて♪
すんごく乱暴に言い切ってしまうのでしたら、
ラブラドライトとは、バームクーヘンのように、ラブラドライトの層が
幾重にも幾重にも重なって出来上がった石
だってことですよ。
んでその幾重にも幾重にも同じ結晶体が重なり合うことにより
あの虹色に光る特殊効果が出ているわけです。
で、その特殊効果のことをラブラドレッセンスと呼びます。
ご理解頂けますかな?(・_・)b

まぁあんまりこういう話ばかりもつまらないので、
そろそろラブラドライトの効用の話にでも移りましょうか(^_^;)

その虹色に光る色合いから、直観力を養う石と呼ばれております。
また、一つの考え方に縛られて、他のモノの見方が出来なくなっている時に
この石は「こういう考え方もあるんじゃない?」と示してくれます。
つまり、あなたが直面しているその問題を七色のバージョンで示してくれるのですよ。
こういう可能性もあるし、こういう考え方もあるな、
これしか方法がないわけではないんだなと、
普段のあなたをちょっと持ち上げて、あなたの将来を見晴らしよくしてくれます。
展望台に上ったようなものですな(⌒∇⌒)ノ

この働きから、霊感や予知能力UPの効果ありと言われていることもあります。
てかまぁぶっちゃけて言えば、普段のあなたが1メートル先しか見えないとしたら
この石は3メートル先、5メートル先の未来まで見せてくれるってわけですよ。
その結果あなたの直観力や洞察力が増し、避けるべき危険を避け
選ぶべき道を見出すことが容易になるってことですね(⌒∇⌒)ノ

相性がいいのは、大笑いながらムーンストーンです(^_^;)
ま、まぁほれ、同じ長石の仲間だしさ。
恋愛系でこの石を用いれば、二人の間に潜む危機が大きくなる前に
それをあなたに教えてくれるでしょう。そうなれば当然それを回避することも
出来るようになるわけで。

アズライトマラカイトとも相性がいいですよ。
人間関係改善にも役立ちます。
何事も先見の明があれば立ち回りが容易ということですな!

もちろんラピスとも相性ばっちり( ̄▽ ̄)b
この2つを組み合わせれば危険回避の能力がUPします。
不運回避ブレスに役立つかもしれませんな。

ただし、この石を持っても無駄になってしまう人々もいらっしゃいます。
それは「我の強い」方々です(・_・)b

石がせっかく「そっち行ったら危ないがな。こっちやこっち」と教えてくれていても
「うるせぇ。俺は我が道を突き進むんだぜ( ̄▽ ̄)b」てな性格の持ち主では
せっかくの石の啓示も台無しです。
そういう方々はどうぞ石橋を叩いて渡っていないで
石橋と一緒に谷底に転げ落ちて下さい。応援しますから

なぁに!谷底に落ちなきゃ手に入らねぇモノもあるってもんさ!(⌒∇⌒)ノ
人生山あり谷ありだからこそ面白いんだよ!
なぁ同志!(⌒∇⌒)ノ←谷底常連

 

2005/07/01

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