No.20: 『幸運を呼ぶ石:その2』

ふぅ ( ^‐^)_且~~ ←しつこい!

前回「幸運を呼ぶ石」として、ターコイス(トルコ石)をご紹介いたしましたが
あの石を真の意味で手に入れるのは、非常に困難です。

実を言えば、あたしも持っていません。
いや、もらったんですけどね、うまい具合に。
でもそれは「いらないからあげる」ということで頂いたもので、
別にあたしのことを想って下さった品ではなかったのですよ。
だから仲の良い人にあげちゃいました。その人が幸せになりゃあそれでいいもんね!
どうせあたしは呪術師だしさ!(⌒∇⌒)ノ
幸せの青い鳥はオイラの肩では羽を休めちゃあくれないんだぜ!←お前は裕次郎か!

さて。このまま突っ走ると、
「嵐がオイラを呼んでるぜ!」とか
「お嬢さんオイラに触るとヤケドするぜ♪」とか
ナウヤングさんにはワケの分からん方面に話が発展しそうなので、
急いで「幸運を呼ぶ石」の話に戻りましょう!(⌒∇⌒)ノ←分かる人には分かる

んじゃさっそく。
「幸運を呼ぶ石」No.2は、ヒスイさんです!(⌒∇⌒)ノ

化学組成:NaAlSi2O6  モース硬度:6.5~7
カルセドニーや水晶とほぼ同じ硬さを持つ石です。
ジェイドと呼ばれたり、ジェイダイトと呼ばれたり、ヒスイ輝石と呼ばれたり。
とにかく呼び名の多い石ですね。

ヒスイには2種類あるんですよね。
分かりやすく書くとこうなります。

でもまぁ、2種類あるとは言うものの、一般的に宝飾として加工販売されてるのは
硬玉のほう
です。なのでヒスイ=ヒスイ輝石=ジェイダイトとも言えるかも
しれませんね。

そうそう。
よくアベンチュリンヒスイをごっちゃになさる方がいらっしゃるのですが、
アベンチュリンとヒスイは全く違う鉱物です。
アベンチュリンの化学組成はSiO2、つまり水晶の仲間なんですね(・_・)b
アベンチュリンはインドでよく産出するのですが、クロムという元素を含んでいるために
緑色に見えるこの石を、ヒスイと勘違いしちゃった慌てん坊の人がいたんですよ。
だから別名“インド翡翠(ひすい)”(⌒∇⌒)ノ

だからパワーストーン屋さんで「インドヒスイ」なんて名前で
緑色の綺麗な石が売られてたからって、「あ!ヒスイがこんなに安い!」なんて
飛びつかないように(・_・)b それは水晶の仲間ですよ!
ヒスイ(ジェイド・ジェダイト)の化学組成はNaAlSi2O6
インドヒスイ(アベンチュリン)の化学組成はSiO2
名前は似ているが、中身は違う!気をつけて下さいね(⌒∇⌒)ノ

おお、もちろんアベンチュリンを愛するとおっしゃるのならぜんぜん構わないんですよ。
でもここでご紹介する「幸運を呼ぶ石」はNaAlSi2O6のほうのヒスイでないと
困るのです。なのでそっちの“ヒスイ”を手に入れてきて下さいね。

話がどんどん成分のほうへ発展してますが、まぁ辛抱して聞いて下さい。

ヒスイの化学組成はNaAlSi2O6
Siは珪素、Oは酸素。つまりこれで珪酸系の石だなと分かりますね。
Naはナトリウム、ここでこの石は珪酸塩だなと分かります。
Alはアルミニウム。てことはヒスイはアルミニウム珪酸塩の鉱物のはず。
てことは、曹長石(NaAlSi3O8)が低温高圧の条件下で
NaAlSi3O8→NaAlSi2O6(ヒスイ)+SiO2(石英:水晶とかね)という
反応を起こして生じたものがヒスイであろうと考えられます。
ここまではOK。ヒスイが産出している場所とそこのマントルの大陸移動の
経緯を考えれば、納得のいく話なんです。

んでも、アルミニウムもナトリウムも珪素も酸素も、無色のはず。
なんで緑色なんでしょう。従来はここにクロム元素を含む雲母が入っているから
ヒスイは緑色なんだと言われてきました。つまり本来のヒスイは無色(白色)と
いうことになりますね。

つまり含まれている成分によって色が変わってくるので
ヒスイにも色々な色があります。ラベンダーだったり黄色っぽいのだったりね。

んでも最近緑色のヒスイに含まれているのはクロムじゃないんじゃないかという
研究結果が発表されました。緑色のヒスイの緑っぽいところと白っぽいところを
それぞれX線マイクロ分析器で調べた人達がいるんです。

白っぽいところは元々のヒスイの成分でした。
緑っぽいところはナトリウム・マグネシウム・アルミニウム・鉄・カルシウム・珪素などが
含まれていたのです。クロムではありませんでした。
この組成はオンファス輝石と呼ばれるものです。
つまり、緑色のヒスイとは、白色のヒスイ輝石に緑色をしたオンファス輝石が
混ざり合って出来上がっているということになります。

ちなみにオンファス輝石の化学組成は(Na,Ca)(Al,Mg,Fe)Si2O6 に
代表される・・・・って・・・・

退屈ですか。そうですか(-“-)
早く「幸運を呼ぶ石」の本題に入らんか!ですか。そうですか(-“-)
分かりましたよ!んじゃ小難しい話は後回しだぜコノヤロウ!≧▽≦b

えーとですね。
トルコ石の場合、厳しい条件が4つあったのを覚えていらっしゃると思うのですが、
ヒスイの場合は大幅に軽減されます。
すなわち、

1. 自分で手に入れてはいけない

2. 人から譲られなければならない

この2点だけになります(ま、上記2点は同じことだわな)。

誰かにせがんで買ってもらっても構いません。
誰かと取替えっこしてもOKです。
別にあなたのことを心から想っている人じゃなくても構いません。
どうです?これなら手に入りやすいのでは?(⌒∇⌒)ノ

そうやって手に入れたヒスイは運全般、特に金運仕事運に強く作用します
営業職の方や、お客さんに気に入ってもらわないと話にならないような
お仕事の方々に最適です。ホストさんホステスさん、いかがですか?≧▽≦b

また、誰かに気に入ってもらいやすくなる(つまり好意を集めやすくなる)ので
色々援助してもらいやすくなります。その結果として仕事運や金運が上がる
ことに繋がるケースも多いですね。

(実は上記の条件を満たしたヒスイを身につけたグループと
つけていないグループに分かれてもらって何ヶ月か統計を取ったことがあります。
面白い結果が出ましたよ。いやいやヒスイあなどりがたし!(⌒∇⌒)ノ
ご協力下さった銀座の超一流ホステスさん達、どうもありがとう!

MちゃんAちゃん、またお茶でもしようねー)

んじゃここら辺でお決まりの良いヒスイの見分け方。
・・・これは非常に難しいです。目の肥えた人に見てもらうか、
値段を参考にするかして下さい。

ヒスイには鉄などの不純物(不純物じゃないんだけどね。オンファス輝石の
成分のひとつなんだけどね)
が含まれているため、茶色っぽい汚れのようなものが
見受けられることがあります
。しかしこれは天然の証でもあるのでいたし方ありません。
で、ヒスイってある程度は酸に抵抗がある鉱物なんですよ。
だからヒスイを酸性の水で煮て、鉄分を煮出してしまおうとなさる
業者さんもいるわけです。で、その煮出しちゃって鉄が抜けちゃったところへ
透明の樹脂を流し込んで、透明感ときめの細かさを演出しているわけですよ。

そうですなぁ・・・。太陽に透かして見て鉄などの茶色っぽいのが
見えればまぁ天然でしょうけれど、でもミャンマーで採れる最高品質のヒスイは
鉄分があまり入ってないのもあるからなぁ・・・。
んー・・。こればっかりは一般人さんが見分けるのは難しいんじゃないでしょうか。

んでもお手ごろ価格はやっぱ樹脂流し込んだ奴だしさ。
樹脂が入ったからって金運には影響でないんだしさ。

(なぜ言い切ったか。銀座のホステスさん達にはお値段の張るヒスイを
買い求めてもらっていません。手ごろな、そして出来るだけ全員同じような
値段の品で揃えてもらいました。それで効果出てたんですから
樹脂入りでもOKと見なします。)

んじゃ、次回はギャンブル運を上げる石でも書きましょうかね。
あれだって一種の金運ですしね!

んじゃ今回はこの辺で!(⌒∇⌒)ノ

 

2005/06/15

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